妻がアメーバピグを始めて3か月後、夜中までやっていることを不審に思い、ウィルスソフトの設定を0:00~5:00までネットにアクセスできないようにしておきました。
これなら5時間の睡眠が摂れるのと、まさか5時前からアメーバピグをすることは無いだろうと思っていたんですが、設定をした次の日朝起きると妻はえらく憤慨しているのです。
理由を聞くと「パソコンが出来ない」と怒っているのです。
通常主婦というのは朝食の準備もあって朝からパソコンをいじる暇はない筈です。
にもかかわらず朝5時前からパソコンでアメーバピグをしているということは、今まで10:00~6:00までの7時間くらいの睡眠時間を削ってまでアメーバピグをしていることになります。
私は妻がアメーバピグをすることは咎めませんが、朝から晩まで、しかも夜中に睡眠時間を削ってまですることに不満を持ち、言い合いになることもありました。
しかし妻は一歩も引くことはなくその後も続けました。
風邪を惹いて発熱
季節は冬になり毎年家族でスキーに行っていたこともあり、その年もペンションに予約を入れておきました。
予約を1週間後に控えたある日、妻が風邪を惹いたと言ってきました。
私は内心
「睡眠時間を削ってまで寒い中パソコンでアメーバピグをしているからだ」
と思っていましたが、病人に酷いと思って
暖かくして寝ることが回復の秘訣だよ、1週間後のスキー旅行までに治しておかないと」と伝えておきました。
妻は割と体は丈夫で風邪をひくことはほとんどなかったので1週間もすれば完治するだろうと鷹をくくっていたのです。
ところが2日後には発熱し、1週間たっても熱が引くことはありませんでした。
スキーに行く前日になっても熱が引くことが無かったためにスキーを取りやめることになり、ペンションに連絡してキャンセル料の15,000円を支払う羽目になってしまったのです。
すると妻は
「キャンセル料がもったいないからと無理にでも行こう」
というのです。
私は、睡眠時間を削ってまでアメーバピグをしていたのが原因と確信していましたが病人にむち打つようなことは言えません。
「風邪を惹いて熱があるのに寒いとこ行って悪化したらどうするんだ」
とたしなめ、キャンセル料を支払いに行き、ついでに夕食用の牛丼を買ってきました。
せっかく子供たちも楽しみにいしていたのにかわいそうですが、妻の体を心配して子供たちを説得しました。
これに懲りてアメーバピグを控えてくれればと期待しつつその場はそれだけで収めることにしました。
それでも妻はアメーバピグを止めることはなかった
スキー旅行のキャンセルで懲りただろうと思っていましたが、妻はアメーバピグを止めることはありませんでした。
私は半ば諦めの境地に陥りそのまま放置しておくことにしました。
今思えばこの時点ですでに相手の男に夢中になっていたものと思われます。
もちろん妻は間男とチャットを楽しんでいることなど言いませんでしたが、私は何となく感じていました。
しかし妻はあくまで個人的な楽しみで家族には迷惑をかけていないから問題ないの一点張りです。
とはいえ家族団欒よりも相手の男に夢中になっている妻をどうやってブレーキをかけるのか今更ながら理解できません。
前の記事:第1話:妻の様子がおかしい
次の記事:第3話:パソコンが故障してもネットカフェで間男とチャット