何度か夫婦関係のカウンセリングを受けてきましたが、その中でカウンセラーから探偵を紹介するとのアドバイスを受けてましたが、それよりも夫婦関係を修復することが先決と考えた私は調査を受け入れることはありませんでした。
ところが妻の態度は一向に改まることなく間男に会うことをやめようとはしません。
こんな状態が今後続くとなれば家族として良いことは何もありません。
そこで私は夫婦関係の破綻を覚悟で間男を訴えることに決めたのです。
以前カウンセラーにアドバイスを受けた中で探偵の話があったために改めてその探偵を紹介してもらうことになりました。
カウンセラーに探偵に連絡してもらい、後日話を聞くために車で1時間ほど離れた事務所に足を運びました。
浮気調査はお金がかかることを実感
そしてそこで探偵というのがどのように調査をしてどのような証拠をつかむのかを聞いて私のこれまでの経緯を話したところ、「非常に難しい案件」であると言われてしまいました。
金額は50万円の枠の中で調査を進めて上手くいけばその枠の中で納まるが、上手くいかなければ追加料金が必要とのこと。
というのも間男の住まいが新幹線で1時間半ほどかかる遠距離のために尾行が困難ということらしいです。
金額的に見て非常にリスクの高い案件になると感じた私は、とりあえず考えさしてほしいと保留にして帰ってきました。
自宅に帰って探偵業に関して詳しく調べてみたところ、日本国内には多くの探偵業が存在することが判り、広告も出している探偵社も多く存在します。
テレビでも探偵による調査のドキュメンタリーが放映されていますが、テレビで活躍しているだけに非常に高額であり、改めて浮気調査はお金がかかるんだなあと実感しました。
格安の探偵社に調査を申し込んだが・・・
ネットで探偵を調べる中で格安で調査をしてもらえる探偵社を見つけました。
その探偵社の名前はローマ字3文字の〇〇〇探偵社で、全国ネットで間男の近くにも支店が存在していたのです。
しかも完全成功報酬で証拠が取れなければ料金は請求しないことを謡っていて「着手金」の文字は見当たりません。
これなら格安で難しい案件でも上手く証拠がつかめるのでは、と勝手に想像していた私はすぐにHPから連絡します。
早速返信が来て後日指定の場所に行くために予約をとります。
予約当日指定の場所に出向くとそこはマンションの一室で、見た目30代で長い髪を後ろで縛った男性が現れました。
正直胡散臭く感じましたが、これまでのことで心が動揺していた私はそんなことはどうでもよく、とにかく早く調査をしてほしいことを前面に出すくらいこれまでの経緯を話します。
するとその男性の口から「上手くいくと思いますよ」と快い返事が。
こうなれば私の心は申し込むことにまっしぐらです。
契約書には着手金の文字が
一通り調査内容を聞いて依頼をしたいとの方向で話を持っていったら、なぜか「料金枠」の話が出てきて「いくらにしますか?」と問われたので、以前カウンセラーに紹介してもらった探偵から聞いた50万円の料金枠を思い出し、「50万円でお願いします」と言ってしまいました。
すると「50万円の半分が着手金として前払いになります」と・・・
私は内心「あれ?完全成功報酬じゃあなかったの?」と思いましたが、ここでも私の心の動揺が邪魔をして冷静な判断ができません。
着手金は料金枠の半分である25万円に消費税の2万円で計27万円を振り込んでくださいと言われ、契約書に印鑑を押しました。
早速次の日に銀行に27万円を振り込み〇〇〇探偵社に連絡すると、「それでは直ちに調査に入ります。まずは車にGPSを取り付けます」とのこと。
数日後に連絡が入り、妻の車にGPSを取り付けたのでこれから行動を追跡できるとしてソフトのIDとパスワードを教えてもらいました。
するとその日から勤務先からどのような経路で帰宅するのかが手に取るようにわかります。
妻はパート先を3時に退社して近くの公園の駐車場で2時間くらい停め、何かをしている様子です。
これがパート先の出勤日である月曜日から金曜日の毎日の行動です。
いったい公園の駐車場で何をやっているのか?
おそらく間男と連絡をとっていたのではと思います。
妻の車が早朝に駅のコインパーキングに
浮気調査においては、こういった平日の行動はどうでもよくて、間男に会っていることをつかむことが重要です。
すると半月したときに妻の動きがいつもと違った方向に向かっています。
その日は火曜日の朝の7時半、車のGPSは駅のコインパーキングあたりで止まっています。
私はそのことを確認するべく駅のコインパーキングに向かいます。
すると、奥の物陰に隠れるような位置に駐車してある妻の車がありました。
その状態は夜まで続き、妻が帰ってきたのは夜の10時半でした。
これは間男に会ってきたのは間違いありません。
それから3か月様子を見ていたら、毎月上旬の火曜日か水曜日に間男に会いに行くという一つのパターンが浮かび上がります。
早速このことを〇〇〇探偵社に伝えると、次回間男に会いに行くと予想される日を指定するように依頼され、そこから尾行を始めるとのこと。
さあこれから本格的な浮気調査の始まりです。
次回に続く
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